プロポリスの抗ウィルス作用
プロポリスを摂取するようになってから、
風邪をひかないようになったという報告は多数あります。
実際に、インフルエンザ、ウイルス性肝炎、結膜炎のような感染症に効果があると研究報告されています。
また、ドイツの研究者、ケへラー博士はプロポリスが有害大腸菌、枯れ葉菌、レンコノストック菌、
フルオレスセンス菌などのバクテリアを一日で死滅させたと実験報告をしています。
特に抗生物質の効かないMRSA菌(メチシリン 耐性黄色ブドウ球菌)においては、
非常に強力な殺菌効果を発揮することがわかっています。
具体的なレポートとして、
「MRSA菌に対する抗菌作用は、菌体成分の合成系やDNA複製系を阻むことよりも、
むしろ菌体細胞壁の構築・構造の形態変化が誘発されることによって起こると考えることが可能。
即ち、プロポリスの抗菌作用機序の一つとして、菌細胞壁中のムコペプチド層に多量に存在する、
Ca イオンやMgイオンなどがプロポリス有効成分と錯体(キレート)を形成することによって
ムコ ペプチド層で架橋を形成しているこれらイオンが除去され、<その結果、架橋構造の崩壊に基づく
菌体膜からの内容成分の流出が二次的に生じ、菌の死滅が容易に誘起されているのではないか」
という研究論文が発表されています。
(渡 邉 隆 司・朝 日 俊 博・柳 本 行 雄 四天王寺大学紀要 第 49 号2010年3月より)
今後、さらにその活用を医学的にも期待されています。
その他、口内炎にもプロポリスの効用があるということから、口の中の細菌やウイルスの繁殖を抑え、
殺菌作用で口の中の衛生状態を保つ作用あると言われ、医薬品にも利用されています。
そのため、歯磨き粉にも使用され、口臭や歯肉炎、歯槽膿漏にも効果があるとされています。
最近の歯磨き粉の成分を見てみると
プロポリスと記載してあるものが増えてきていることに気づくはずです。
抗ウイルスとしての効用は今後ますます幅広い分野で利用されていくでしょう。