プロポリスの殺菌作用
プロポリスは蜜蜂の巣をつくるために作り出される成分ですが、
巣に侵入した外敵からの細菌の侵入を防ぐために作り出されることもあります。
巣箱にいる蜜蜂を観察していると、昆虫などの小さな外敵から、
ネズミやカエルなどの大きな外敵まで様々な侵入者がいます。
そういった侵入者を除外するために、蜜蜂は針をで刺して攻撃するのですが、
殺した後の死体を持ち運びできない場合、プロポリスを生成し、細菌などが繁殖しないように
そのまま巣箱に固めてしまうのです。
プロポリスで固められた死体は一切空気に触れることなく、腐敗することはありません。
古くからその驚異の保存力は利用されていて、
古代エジプトではミイラの保存料として使用されていたと報告があります。
また古代ギリシャでもその殺菌、抗菌作用が認められ、
傷口の手当、感染症にも利用されていたと言われています。
その殺菌、抗菌力はとても強く、プロポリスは「天然の抗生物質」と言われるほどです。
しかも、プロポリスは人間の体内にある有益な菌、大腸菌やビフィズス菌、乳酸菌などを殺すことなく
有害な菌を排除するといった大変優れた性質を持っています。
また、続けて使用すると細菌に抗体をつくってしまう抗生物質と違い、
プロポリスは細菌が抵抗力をつけることはありません。
また、外傷に塗ることによって鎮痛効果もあると言われ、強力な麻酔効果があると言われています。
実際に麻薬であるコカインの約3倍もの効果があると噂にされるほどです。
最近では現代人の多くが悩んでいる症状の薬にも利用されています。
それは花粉症の薬です。
プロポリスを鼻の粘膜に塗ることによって、
その麻酔効果で過敏な反応を抑制することができると報告されています。
具体的にはプロポリスにはヒスタミンを抑制する効果があり、
このヒスタミンが過剰に出てしまう花粉症に効用があるという主張がされています。
また、プロポリスの炎症を抑える力と
フラボノイドが過剰に反応する神経を抑える効果があると言われています。
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